【声明】辺野古新基地建設に強く反対する

鹿児島県保険医協会　会長 高岡 茂

　昨年９月３０日米軍の辺野古新基地建設反対をかかげた玉城デニー氏が沖縄県知事選挙史上過去最多の３９万票を獲得し、相手候補に大差をつけ知事に当選した。

　この選挙結果は、「もうこれ以上、沖縄に基地をつくらせない」という沖縄県民の強い意志を示したものである。
　

　ところが、安倍政権は、選挙で示された沖縄県民の意志を踏みにじり、わずか１ヵ月後の１１月には基地建設の再開を強行し、１２月１４日には、辺野古の埋め立て区域へ土砂を投入するという暴挙に出た。
　

　沖縄県民が日本政府に対して訴え続けてきた、「基地負担の軽減」は実行されることなく、日本の国土の僅か 0.6％である沖縄県に在日米軍基地の 70％以上を押し付けたままである。
　

　沖縄県民の願いを無視した安倍政権による辺野古新基地建設強行は、「基本的人権の尊重」「地方自治の尊重」「平和主義」「国民主権」という日本国憲法の原則を侵害する憲法無視の暴挙である。

　平和と環境保全は医療の前提である。

　鹿児島県保険医協会は、国民の命と健康を守り、平和と民主主義を守る立場から、そして、平和で安心して暮らせる沖縄と日本を実現するために辺野古新基地建設に強く反対する。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１９年２月１４日

首相官邸、沖縄県、県選出国会議員に送付しました。